はじめに
簿記の借方と貸方、どっちが右でどっちが左なのか覚えるのは難しいですよね。
私が借方と貸方に初めて出会ったのは社会人になって働きながら日商簿記検定3級の勉強を始めた時でした。
一人でテキストで試験勉強をする時には借方と貸方が分からなくても答案用紙にはあらかじめ書いてあるケースが多いですし困ることも少なかったのですが、
高校や大学の簿記会計の授業や社会に出て会計に関わる仕事をしていると、他社との情報伝達が生じるため、借方と貸方が右と左のどちらなのか即座に分かった方が良いケースが度々訪れます。
打ち合わせをしていて、どっちだったっけ?と思っている内に話が進んでしまっていた・・・なんて経験をした方もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では簿記の借上と貸方の左右がすぐに思い出せる、とても簡単な覚え方を図を交えてお伝えします!
英語表記についても解説していますので、トリビア的に覚えてみるのはいかがでしょうか?
簿記の借方貸方 右と左どっちなのか覚える方法
登場人物紹介
キュウです。
経理初心者、エクセルは学校で少し触ったことがある程度です。
早く知識を身に着けて役に立てるようになりたいです!
シノです。
簿記の資格を持っていて、経理歴数年程度です。
経理業務をやっている内に、エクセルに夢中になってしまいました!
シノさん、この仕訳は左側、じゃなくて・・・ええと
借方かな?
借方・・・でしたっけ?
まだ慣れていなくて曖昧になってます
借方と貸方って覚えにくいですよねえ
そうなんですよぉ~・・・
良い覚え方があるので、教えますよ!
「かり」と「かし」をひらがなで書く時、最後に右と左のどちらへはらうかで覚えられます!
借方は「り」で最後に左へはらうから左、
貸方は「し」で最後に右へはらうから右ということですね!
これなら覚えられそうです!
ちなみにBATIC(国際会計検定)の勉強をしていた時に 英語表記の借方貸方を覚える必要があって、 その時は借方のDebitは先頭の「D」、貸方のCreditは先頭の「C」 をみて、 書く時の最後に左右どちらへはらうかで覚えました
Dは最後に左へはらうから左側、
Cは最後に右へはらうから右側ですね!
同じような方法が通用するのが面白いですね
そうですね!
簿記会計の知識を深めるに従って借方と貸方それぞれの性質を理解していきますが、なぜ「借方・貸方」と呼ぶのか私は理由で覚えることはできませんでした…
借入金は貸方の勘定科目だから、その逆・・・?
なんだか頭が混乱してきました・・・
何かを覚える時に「その逆」と覚えるのが得意な人もいるみたいですよ!
キュウさんには合わなかったようですね。
そういうわけで、私は口頭で伝える場合には右・左と言うようにしています。
書類に記載する場合などにはもちろん、借方・貸方で記載しますけどね。
た、たすかります…
情報を伝達するのに食い違いやラグは無いに越したことはありませんからね。
まとめ
簿記の借方と貸方が左と右どっちなのか覚えられそうでしょうか?
私はいつもこの方法を頭に思い浮かべて借方と貸方が左右どちらだったのかを判断しています。
しかし、実際の業務においては一緒に業務を行うメンバーの簿記の経験が一定でなかったり、借方と貸方が間違って伝わったことによる重大なミスを防ぐという理由で、口頭ベースではあえて右、左と言っています。
もしこの記事を見て覚えやすそうだな、参考になったなと思っていただけたら幸いです!
簿記会計に関連する記事として、会計の大原則である企業会計原則の一般原則7つの覚え方に関する記事も投稿しています。
7つの原則の覚え方のみに注力し、内容については触れていませんが、簿記会計関連資格の受験勉強をしていて覚える必要がある人にはお役に立てるかもしれません。
短い記事ですので、関心を持たれた方はぜひご覧になって下さい!
コメント
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