はじめに
今回はExcelに入力すると使用中のExcelのバージョンを表示してくれる数式を紹介します!
いつもTwitterでお世話になっている光希桃先生考案の数式となります。
実用性はともかく、面白い数式ですので興味ある方は是非読んでみてください!
Excelのバージョンを表示する数式
キュウさん、今日はExcelのバージョンを表示する数式を紹介します!
よろしくお願いします! …って、そんな関数があるんですか??
専用の関数があるわけではないんです。
まぁ、とりあえず数式を見てみましょう。
=CHOOSE(
SUMPRODUCT(
N(CHOOSE({1,2,3,4,5,6,7,8,9,10},
ISERROR(TAKE({1,2},1)),
ISERROR(LAMBDA(x,x+1)(1)),
ISERROR(SEQUENCE(1)),
ISERROR(CONCAT(1,2)),
ISERROR(FORECAST.ETS(1,{1,2},{1,2})),
ISERROR(ACOT(1)),
ISERROR(MODE.MULT(1,1)),
ISERROR(IFERROR(1,1)),
ISERROR(GCD(1)),
ISERROR(BAHTTEXT(1))
)))+1,
"365",
"LAMBDA使える2021",
"LAMBDA使えない2021",
"2019","2016","2013","2010","2007","2003以下(分析ツールあり)","2003-2000?(分析ツールなし)","97以下?"
)
あわわわわわわわわ・・・・!!
おおっ、私が大活躍…。
驚くのも無理はないですね。
これはISERRORちゃんが「#NAME?」エラーを判定できることを利用した数式なんです。
ISERRORちゃんはたしかエラーならTRUE、エラーでなければFALSEを返すんですよね。
はい、そのとおりです。
そして、「#NAME?」エラーも例外ではありません。
風紀委員として、きっちり判定させてもらいますっ!!
そしてCHOOSE関数でISERRORちゃんがエラー判定した個数に応じてメッセージの分岐をしていますね。
していますね。…ってさらっと言われましても!
エラーです!エラーです!エラーです!
よくもここまで私の機能を活かしてくれましたね。
私も配列を扱うのにちょっとだけお手伝いしています。
これはどんな時に役立つ数式なんですか??
うーん、Excelのバージョンが分からない人がいる時に、この数式をどこでも良いから入れてもらえればバージョンが絞れますね。
バージョンの調べ方が分からない人はこの数式見たら引いちゃいますよ…。
たしかに、それもそうね。
しかし、この数式を見るにISERRORちゃんは同じ数式でも開くExcelのバージョンで返す結果が異なる関数ちゃんなんですね。
まぁ、時代によって、学校によって、それぞれ校則は違いますからね。
環境に合わせて適切に仕事させてもらいます!
おおっ、ISERRORちゃん良い事言ってる…!!
こんな動きを見せる関数は、珍しいですね。
光希桃先生、情報提供ありがとうございました!
ありがとうございました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?(定型文…)
ISERROR関数が#NAME?エラーを判定できるという話から、バージョンによって答えが違う関数を考えるなんて発想が凄いですよね。
バージョンが違うことで、挙動が変わる関数をきっちり判定するISERRORが見られる数式はかなりレアではないでしょうか?
長い数式に引かれるかもしれないですが、バージョンを調べることも難しく感じる人には、事前に数式を入れたファイルを開いてもらう手もあるかもしれないですね。
掲載許可を下さった光希桃先生、ありがとうございました!
【外部リンク】ISERROR関数|Microsoftサポート
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
当ブログはエクセル関数の擬人化キャラクター記事をメインコンテンツとしています!
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コメント
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