はじめに
「データの件数を数えて表示したい。」
「件数の増減に応じて表示されている件数が自動で変更されるようにしたい。」
エクセルでの業務を行っていると上記のような場面に直面することがあります。
このような場面で活躍してくれるエクセル関数がCOUNTA関数です!
この記事ではデータの数を数えて返してくれるCOUNTA関数を擬人化キャラクターを用いて解説します。
覚えることで手間が劇的に減る便利な関数なので、是非この記事を読んで概要だけでも知って頂けると幸いです。
エクセル関数 COUNTA関数擬人化キャラクター
キュウさん、エクセルでシート上のデータを数える方法は知っていますか?
ええと、シート上のデータを数えたい範囲を選択して右下を見ます!
ステータスバーですね、正解です。
ではデータの数をセル上に表示し、データの増減にも対応できるエクセル関数は知っていますか?
えっ、そんな便利な関数があるんですか?
はい、ありますよ!
それではデータの数を数えるエクセル関数、COUNTA関数の擬人化キャラクターを紹介しますね!
COUNTAさ~ん!
私はCOUNTA関数、リングの上にあるデータの数を数えて返す!
さあ、どこのリングで暴れたら良いんだ??
グローブしてるところを見るとボクサーなんですね?
はい、指定したリング(セル範囲)にあるデータを見境なくカウントしてくれるExcel関数です!
私は細かいこと考えて数えるのは苦手なんだよ・・・そういうのはCOUNTIFに言ってくれ。
COUNTIF関数についてはまた別の機会に紹介します。
COUNTAさん、あなたのお仕事について教えてもらえますか?
いいよ、下の図を見てくれ。
さっきチラっと紹介があったけど、私の仕事はデータのカウントだ。
図の例ではセル範囲B3:D7の中にあるデータをカウントした結果の11個を数値で返してる。
数値でもテキストでも1つのデータとしてカウントするんですね。
そうそう、データなら何でも数えるよ。
とても便利ですね!
空白に見えるスペースなど問題になると思うんですが、COUNTAさんはどう扱いますか?
スペースはな、人間の目には見えないだろうけど私にとってはれっきとしたデータなんだよ。
だからもちろん、カウントする。
融通が効かなくてすまないが、データはデータだ!
いえ、それが分かっていれば注意してお願いするので大丈夫です!
そう言って貰えて助かるよ。
私と仕事する上で気をつけて欲しいのはざっとこんな感じだ。
- 見た目は空白でもスペースはデータなのでカウントする。
- 見た目は空白でも数式(IFなど)の結果の空白はカウントする。
- ゼロも数値データなのでカウントする。
- エラー値だろうがカウントする。
数式の結果の空白もカウントする点には注意が必要ですね。
それはすまない、注意してやってくれ。
そんな、日頃からお世話になっているから感謝してますよ!
どんな場面で活躍しているんですか?
私は大きさが変わる表の大きさを調べるのにCOUNTAさんが返してくれるデータ数を使いますよ。
数式を編集する手間が省けてとても便利です。
OFFSETと協力するやつだな。
私が列全体を走り回ってデータを数えてるのに、OFFSETときたら基準セルから動きゃしないんだ。
セルの上だけじゃなく、入力規則に出張することもあるよ。
その場合もOFFSETと・・・得な関数だなぁ、アイツ。
【外部リンク】入力規則のリストで参照範囲を自動変更するテクニック|いつも隣にITのお仕事
データを数えることでデータ範囲の大きさを測ることができるんですね!
上から順番に空白なくデータが入っていることが前提にはなるけどね。
ところで、お仕事には関係ないんですけどCOUNTAさんのAってどういう意味なんですか?
VLOOKUPさんのVはVertical(垂直)でしたよね。
エクセル関数の切り札、エースという意・・・
それは個人的にでしょう?
退職された監査役に聞いた話ですが、
かつて広く使われたLotus 1-2-3という表計算ソフトとの互換性の問題でLotus 1-2-3のCOUNT関数をExcelに移植する際、既にExcelにはCOUNT関数があっためCOUNTA関数という名前になったそうです。
名前の重複を避けるためアルファベットの最初のAをくっつけたとする説があるようですね!
なんだよ~、エースの方がカッコいいじゃないか・・・
エース級の活躍、お願いしますね!
COUNTA関数の不思議な挙動、注意点
[例で使われている数式]
=COUTA(,,,,,,,,,)
キュウさんが実務で仕事をお願いする前に、
COUNTAさんの不思議な挙動について話しておきますね。
不思議な挙動とは随分じゃないか・・・
まあまあ・・・
不思議な挙動とは、どんな挙動ですか?
上の図の数式を見て下さい。
COUNTAさんの引数に,(カンマ)の連続を引数として渡すと,(カンマ)の数に1を加えた数値を返すんです。
あれっ、本当ですね!!
詳しい仕組みは分かりませんが、図の例のように複数のセル範囲を,(カンマ)で区切って指定する場合に誤って最後に,(カンマ)を付けてしまうと
セル範囲内の空白でないセルの数に1を加えた数値を返すことになりミスに繋がる可能性があります。
気をつけなくては・・・!
不便な思いをさせてすまない・・・
また何か分かったら報告するよ。
COUNTAちゃん 旧イラスト
イラストの更新に伴い、旧イラストをこちらに掲載します!
まとめ
今回はデータの数を数えるエクセル関数COUNTA関数の使い方について解説しました。
データの数を数える、シンプルな機能だけに非常に重宝します。
表計算の根幹を支えるという意味ではSUM関数に並ぶのではないかと考えています。
類似のエクセル関数、COUNTIF関数も非常に便利かつ活躍の機会が多いのでいずれ記事にします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
コメント
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