セル内改行の入力(2行以上にする)を禁止するセルの入力規則の設定方法についてかんたんに解説します!【エクセルTips】

エクセル

はじめに

他の人と一緒に使うExcelファイルで、セル内の改行をして欲しくないなぁ…という時に役立つ、セルの入力規則の設定でセル内改行を禁止する方法についてかんたんに解説します!
この記事で紹介する方法を使うと、セル内改行を入れようとすると警告のメッセージが表示され、セル内で改行した文字列を確定することができなくなります!
ちなみにExcelのセル内で文字列に改行を入れるには『Alt + Enter』を押します。

セル内改行の入力を禁止する入力規則の設定方法

シノ
シノ

さっそく見ていきましょう!

セル内改行の入力が禁止されている様子
セル内改行を禁止する入力規則の数式
<例で使用している数式>
=COUNTIF(INDIRECT("RC",0),"*"&CHAR(10)&"*")=0
キュウ
キュウ

本当に改行の入力がブロックされていますね!

シノ
シノ

入力規則が上書きされない限りは有効なので便利ですよ

キュウ
キュウ

どういう仕組で禁止になっているんでしょうか

シノ
シノ

それではもう少しだけ踏み込んで見ていきましょう!

セル内改行の入力が禁止される仕組み
シノ
シノ

セルの入力規則に数式を入れると、
その数式の結果がTRUEにならない入力が行えなくなります。

シノ
シノ

『CHAR(10)』は改行のことを指します。
その前後にワイルドカード『*』が&で結合されているので
COUNTIF関数は改行を含むセルの数、0か1を返します。

キュウ
キュウ

最後に『=0』が付いているから
0ならTRUEで入力可能、1ならFALSEで入力禁止
ということですね!

シノ
シノ

そのとおりです!

更に『-(ハイフン)』の入力も禁止する

ご質問を頂いたので、更に『-(ハイフン)』の入力を禁止する、つまり改行と『-(ハイフン)』両方を禁止する入力規則の数式を紹介します

・改行と『-(ハイフン)』を禁止する入力規則
=COUNTIF(INDIRECT("RC",0),"*"&CHAR(10)&"*")+COUNTIF(INDIRECT("RC",0),"*"&"-"&"*")=0

理屈は単純です(いや、ちょっとむずかしいかも)
自セルを対象に改行を含むセルの数と『-(ハイフン)』を含むセルの数をカウントして、0の場合に入力を許可する仕組みです
改行のみ、『-(ハイフン)』のみ含む場合は1、両方を含む場合は2となり、0ではないので入力が弾かれます

おわりに

Twitterで見かけた改行禁止のセルの条件付き書式について解説してみました。
本当に色んなアイデアがあって面白いですね。
改行をせず新しい行に別途記載して欲しいと言ってもなかなか守ってもらえないというのは、起こりうると思います。
困っている方がいましたら、是非活用してみてくださいね!

【外部リンク】Microsoftサポート|CHAR関数

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

当ブログはエクセル関数の擬人化キャラクター記事をメインコンテンツとしています!
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【内部リンク】エクセル関数 SUMIF関数擬人化記事

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