【関数ちゃん】エクセル関数IFERROR関数を擬人化キャラクターで解説!初心者向けに機能と使い方を簡単図解

エクセル

はじめに

エクセルで資料作成を行っていると、式の結果がエラーになる場合には別の値や式の結果をセルに表示したいと思ったことがありませんか?
そんな時はIFERROR関数を使うととても便利です。
また、少々関数式が長くなりますが、IFERROR関数の登場前にはIF関数とISERROR関数の組み合わせで上記の動作を実現していました。
この記事では擬人化キャラクターを登場させて、初心者の方にも分かるように図を使ってIFERROR関数を解説します。
最後まで読んでいただけますと幸いです!

エクセル関数IFERROR関数擬人化

シノ
シノ

キュウさん、この間作成したエクセル資料はIF関数を上手に使えていましたね!

キュウ
キュウ

ありがとうございます!
難しいエクセル関数ですけど使えるととても便利です!

シノ
シノ

ISERROR関数との組み合わせや、IFERROR関数について教えても大丈夫そうですね。

キュウ
キュウ

IFERROR関数・・・!

シノ
シノ

IF関数を便利に使えるキュウさんならきっと使いこなせますよ!
さて、擬人化キャラクターに登場してもらいましょう!
IFERRORさんは風紀委員で、エラーを見逃さないしっかり者ですよ!

キュウ
キュウ

あれ、まだ来ませんね・・・。

IFERROR関数擬人化キャラクター
IFERROR関数擬人化キャラクター
IFERROR
IFERROR

定刻まで時間があったので、VLOOKUPの#N/Aを処理していました。
私はIFERROR関数です。
エラーが出る数式に対して、校則に基づきしかるべき処置を行います。

キュウ
キュウ

確かISERRORさんはエラーかどうかの判定はできるけど、そこから先は管轄外とのことでしたよね?

ISERROR関数 擬人化キャラクター解説!エクセル関数の機能や使い方を図やイラストでかんたんに説明します!
エクセルで数式を入力しているとエラーを処理しなくてはならないケースに遭遇します。 対象の数式の結果がエラーなのか、正常なのかを知りたい場面で役立つエクセル関数がISERROR関数です。 この記事ではISERROR関数の機能や使い方について擬人化キャラクターを登場させて簡単に解説します。
シノ
シノ

そうです、よく覚えてましたね。
IFERRORさんはそこから更に踏み込んでエラーの時に指定された値や数式の結果を返してくれるんです!

IFERROR 判定式が正常のとき

IFERROR
IFERROR

私の仕事を説明しますので、下の図をご覧ください。

IFERROR シートイメージ
IFERROR
IFERROR

図の例は評価式としてVLOOKUPがリストから「バナナ」という文字を探して左から二番目の単価を返す式を与えられた状態です。
表の中に「バナナ」があるので、式の通り単価の130をセルに返して表示しています。

キュウ
キュウ

IFERRORさんがいるのはセルE4ですね。

IFERROR
IFERROR

はい。私は評価する式と、その式がエラーになった時の値や式を引数として与えられています。
評価する式がエラーでない、つまり正常な時には評価する式の結果をそのまま返します。

シノ
シノ

そのフローならIFERRORさんが評価する式が
エラーでも正常でも#N/Aなどのエラー値を返すことはありませんね。

IFERROR
IFERROR

ええ、ただしエラーの時に表示することになっている数式がエラーの時はさすがに面倒見れませんが・・・。

キュウ
キュウ

なるほど・・・

シノ
シノ

この「評価する式」と正常の時に「結果を返す式」を一回伝えるだけで良いのがIFERRORさんの凄いところです。

IFERROR
IFERROR

図に戻って説明します。
図のセルE4とセルE5は同じ意味の数式です。
セルE5はIFとISERRORのネストです。

シノ
シノ

ネストはMATCHさんとINDEXさんも得意ですね。

IFERROR
IFERROR

同じVLOOKUPの式をISERRORがエラーがどうか評価する用と、
IFがISERRORの結果がFALSE(エラーではない=正常)の時に結果を返す用で
2度記述する必要があります。

キュウ
キュウ

当然ですけど、式が長いですね・・・。

IFERROR
IFERROR

そうですね。
ただ、私の仕事を理解する上では役立つ例です。
ISERRORが扱う評価する式とIFが扱う結果を返す式を一度に指定できるのが私の強みです。

IFERROR 判定式がエラーのとき

IFERROR
IFERROR

エラーになる例も見ておきましょう。
下の図をご覧ください。

IFERROR シートイメージ
IFERROR
IFERROR

私は与えられた式がエラーになる可能性がある場合に仕事を貰います。
そのため、式がエラーになった時の動きこそが大事なのです。

キュウ
キュウ

なるほど、エラーがあらかじめ想定されているケースもありますもんね。

IFERROR
IFERROR

図の例ではVLOOKUPは表から「ぶどう」を探しますが、存在しないのでエラーを返します。
私はエラーならば「エラーです」という文字列を返すように指示を受けているのでセルにその通り返します。

シノ
シノ

式は長いですが、IF関数とISERROR関数を用いた式の
計算過程は参考になりますね。

キュウ
キュウ

こんなに短い式で複雑なことができて凄いですね・・・!

IFERROR
IFERROR

引数が少ないというのは、仕事が限定的とも言えます。
私が扱えるのはエラーか否かの分岐に限定されています。
風紀委員の活動が学校内に限定されるようなものですね。

キュウ
キュウ

限定的だけど、需要のある機能ということなんですね!

シノ
シノ

使えそうな業務に遭遇したら調べながらでも良いので使ってみましょう!
ただし、注意点もあります。
エラーというのはユーザーに異常を教えてくれるエクセルの機能とも言えます。
エラーだった場合に『””(空白)』を返すようにIFERRORさんに伝えている場合など異常に気づけない可能性があるので十分な注意が必要です。

キュウ
キュウ

エラーが出るのには理由がありますもんね・・・

VLOOKUP
VLOOKUP

IFERRORいますか・・・?
また#N/Aが出そうなんですけど・・・

IFERROR
IFERROR

またアナタですか・・・。

まとめ

IFERROR関数の機能、使い方についてご理解いただけましたでしょうか。
筆者はIFERROR関数の存在を知らず、長らくIF関数とISERROR関数の組み合わせによる書き方をしていました。
長い数式を書いていたことになりますが、IFERROR関数が何をしているのかを理解するのには非常に役立ったのではないかと思っています。
IF関数、ISERROR関数、ネスト構文など色々な知識が必要であり複雑な関数だという印象です。
その分、VLOOKUP関数がマスタにない検索値を検索する場合や0での割り算になってしまう場合に発生するエラーを捕まえて処理に誘導できるので非常に強力なエクセル関数です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

IFERROR関数 旧イラスト

イラストを差し替えましたが、以前のイラストも気に入っていたので残しておきます。

IFERROR擬人化
IFERROR擬人化

エクセル関数ISERROR関数擬人化記事 機能や使い方について簡単解説

【外部リンク】Microsoftサポート IFERROR関数

コメント

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