はじめに
前回の関数ちゃんトークでは関数による検索の違いについて扱いました。
今回はよく言われる、VLOOKUP(HLOOKUP)かINDEXとMATCHのネストかというテーマについて
本当に一緒なの?という観点で関数ちゃんにトークしてもらいました。
尚、トーク内では完全一致を前提としておりますので、ご留意ください。
登場する関数ちゃん
HLOOKUPちゃんの競合調査!
今日も仕事がないわ…
どうしたの、HLOOKUPちゃん?
浮かない顔してるわね。
どうもこうも…仕事がこないのよ。
どうして横にのびる表はこんなに少ないのかしら。
たしかに、あまりそういった表は見ることがありませんね…。
ただでさえ出番がないのに、あなたたち INDEX & MATCH コンビがいるんだもの。
私たちも安泰ではないのよ。
Excel2021以降には、あのXLOOKUPちゃんがいるからね。
この間、IFERRORちゃんも同じようなこと言っていたような…。
色んな方面に影響を及ぼしているわね。
まさに縦横無尽ですね。
ところで、あなたたちコンビは私たちと同じ仕事ができるの?
いきなり何を言い出すのかと思えば…当然じゃない。
ちょっと試してみましょうよ!
あなた達、うちのVLOOKUPちゃんに付いてこれるかしら!?
えっ、わたし…!?
出たわね~VLOOKUP!
望むところよ!!
まずはデータの型! しっかり区別して検索できるかしら?
そんなの当然よ!
全角と半角はどうかしら?? 見た目では区別しにくいので難しいですよ!
ふふん、こんなの見間違えようがないわ!
さすがにやるわね!
では大文字と小文字…あれ…??
こんなの、A も a も同じよ!
同感です!!
(意気投合してる…)
MATCHちゃん、私あなたのことを誤解していたわ。
私もよ。ちょっと見直したわ!
なんだか友情芽生えたみたいな雰囲気ですが、
検索の方法に違いがないということは、
そのまま仕事が取られると思うのですがそれは…
そっとしておきましょう。
やっぱりちょっとだけ近似一致について
やっぱり近似一致についても少しだけ…。
本編では完全一致の検索モードについて扱っていますが、
VLOOKUP関数やHLOOKUP関数、MATCH関数には近似一致という検索モードがあります。
MATCH関数には以下、以上の2つの近似一致があり、以上の方はVLOOKUP関数やHLOOKUP関数には備わっていません。
近似一致検索の豊富さの点で、INDEXちゃんとMATCHちゃんのコンビは優れていると言えるでしょう。
尚、近似一致を使用する際は対象となるセル範囲を昇順や降順にしておく必要がある点に注意が必要です。
近似一致 「以下」
近似一致 「以上」
こちらはVLOOKUP関数やHLOOKUP関数では対応できません。
も~っと詳しく知りたい方へ
分かりやすく抽出関数の違いをまとめられているツイートを掲載します。
もっと詳しく違いを知りたい方は、見てみてください。
「XLOOKUPのほうが良くない?」の言葉が寂しかったので、抽出関数(式)の違いをまとめてみた。若干説明不足ではあるけれど。
バージョン問題だけでなく、XLOOKUPのほうが良いか、VLOOKUPと同等の動きになるのかは表の作りや書かれているデータによる。 #VLOOKUP #XLOOKUP #Excel pic.twitter.com/XFyJRjoQ4W
— 光希桃 (@mikimomo_as) February 16, 2024
どうしてHLOOKUP関数は出番が少ないのか?
HLOOKUPちゃんは仕事が少ないと嘆いています。
たしかに、VLOOKUPちゃんに比べて目にする頻度が少ないと感じます。
その原因はどこにあるのか、考察してみた記事がこちらです。
おわりに
この記事を書き始めた時期にVLOOKUPかINDEX & MATCHかという話題がX(Twitter)で盛んになっており、とても勉強になりました。
双方良いところがあるので、人によって使い分けの癖もありそうですね。
似たようなことができるのは知っていましたが、本当に同じなのか?という確認はしたことがなかったので、関数ちゃん達のトークを交えて確かめてみました!
楽しんで頂けたなら幸いです!
【外部リンク】HLOOKUP関数|Microsoftサポート
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
当ブログはエクセル関数の擬人化キャラクター記事をメインコンテンツとしています!
よろしければこちらの記事もどうぞ~!
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